思考をシンプルに
私の頭の片隅に常にある事があるんです。
「朝鮮学校の問題」
これは私1人が考えたところで、何も解決しない。
なのですぐに頭から掻き消されて、また思い出しては、また掻き消され…のループです。
そんな中、今日は面白い人が春日井に来ると聞き、お話会に参加してきました。
テルマエロマエみたいなこの人は誰？(笑)と思った人は、ひろのぶさんのブログを読んでね。↓
よくある先進国の人達の生活による、発展途上国の人達の被害話…と思っていました。
勿論それもあります。
でも、何かが決定的に違う気がする。
何だろう？
それが知りたくて参加しました。(*^^*)
ひろのぶさんの、
「日本はメディアが大袈裟だったり、どうでも良い情報が多い。
なのに、肝心な情報を発信しない」
(言葉はこんなに悪くなかったと思いますが)
わたしも、常々それを思っていまして。
そしてひろのぶさん、唐突に
「この中で北朝鮮に行った事がある人？」
こんな事聞いてくる人まずいないんですが(笑)私くらいしかいないだろう？と手を挙げたら…
なんと、もう1人いた！
逆に知りたい！
あなたは何で行ったの？笑
北朝鮮のイメージを子供達に聞くひろのぶ氏。
「ミサイル」
と、答える子供が圧倒的に多かったな。(-∀-｀;)
これ、在日としてめっちゃ悲しかったな。
自分の国が(私は在日韓国人ですが、元朝鮮人でもあります。この経緯は長くなるので端折ります)
ミサイルぶっ飛ばす恐ろしい国
と、思われているんです。
続けて、ひろのぶさん。
「日本の報道がそればかりだから、そういうイメージがつく」と。
朝鮮半島の事に限らず、洗剤から何からたった15秒の間に流れるCMは、大事な事はめっちゃ小さく画面下に書かれていて、誰もそんなに小さい字読めません。
化粧品会社に勤めていた時に、そのカラクリを知り、色んなCMは殆どがまやかしや洗脳だと私は思っているので、CMは(騙されるので)ほぼ見ないようにしています。
何故日本は、そんなどうでも良い情報ばかりにお金を使って、本当に必要とするところに使わないんでしょう？
朝鮮学校も、国からの支援が無いので全部親たちの実費です。
毎月の授業料は、何処かの立派な私立並みに高いです。
勿論給食もありません。
クーラーもありません。
ここで、ひろのぶさんの話してた事を又思い出す。
「日本は物に溢れていて、物を持ちすぎているので不幸。
勿論、物がなさ過ぎても不幸。
だから、持ちすぎた分を返すんです」
朝鮮学校は、支援が無い分学校の設備とか劣悪な環境です。
遊具とかも日本学校みたいに良い物はありません。
朝鮮学校の子供達は、やたらと足が速いと言われます。
遊具が無いから、校庭を走りまくるしか無いから、いつの間にか速くなるという伝説があります。笑
ふと気付けば、朝鮮学校って存分に物を与えられ過ぎて無いので、不幸な環境と思われがちですが、子供達は毎日元気でめっちゃ笑顔。
そりゃ勿論、良好な設備の方が嬉しいしありがたい。
そして、
上の子が下の子を助ける教育
この行動も自然に、当たり前のように身に染み付いています。
何故なら、人数が少ないから縦式の教育が出来、高学年が低学年の面倒をみてあげる機会が自然に増えます。
という事は…
もしかしたら、朝鮮学校の生徒は物に恵まれていないから勝手に不幸だと親達は思い込んでいたけど、もしかしたら物が無いからこそ工夫する事を知り、人数少ないからこそ少人数しかいないんだからと仲間意識が増え、イジメが無いのかも？
もしかしてもしかして…
朝鮮学校の生徒達って充分幸せなのかも？
今日のひろのぶさんのお話を聞きながら、自分が常に抱えている問題(これも勝手に問題と思い込んでいた)をリンクさせて、そんな事を考えていました。
一人の大人として、世界の事を知ることが責任のひとつであり、
子供に伝えていくことも大人の役目。
ひろのぶさんの言う「無関心」が一番いけないこと。というより、怖い事ですよね。
そんな感じで、バングラデシュのひろのぶさんの友人やら少女やらのコメントを聞いていると、端から見ると一見不幸そうなのに、彼女達に悲壮感は無く、むしろ自分がやるべき事が明確だから1日を一生懸命に生きている。
そんな姿にとても感動して、思わず朝鮮学校の子供達とダブり、涙が出そうになるのをグッと堪えました。
長くなりましたが、ひろのぶさんを見ていると、物事はとても単純でシンプルなようです。
何故？そこへ行くのか？の質問に、
「友達がいるから。」
何故？なぜ？왜？
(東方神起の歌みたいになってる)
物事は、実はとてもシンプルで簡単だということ。
て事で、かなり個人的な思考が入ってしまいましたが、自分の周りの色んな気付きがあったお話会でした。
ひろのぶさん、
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