在日コリアンが築きあげてきたもの〜金剛山歌劇団〜

アンニョンハセヨ〜
昨日は、毎年楽しみにしている

金剛山歌劇団の公演でした!

今回は「春香伝」で、ミュージカル形式でした!

「春香伝(チュニャンジョン)」は李氏朝鮮時代の説話で、妓生(キーセン)の娘と両班(リャンバン)の息子の、身分を超えた恋愛を描いたものです。

小説化や映画化も沢山されていて、私もこれまで何度も映画を観てきました。

韓ドラの時代劇にもあるようなありふれた内容ですが、改めてこうしてミュージカル調の、生演奏、生歌で聴くと物凄い臨場感と、やはり胸に迫ってくるものがあります。

朝鮮時代では、身分の違いに苦しんだ人達が沢山いただろうなと、当時に想いを馳せながら、妓生の踊り子達が舞台を埋め尽くす光景などを観ていると、一気に朝鮮時代にタイムスリップしたような感覚に襲われました。

金剛山歌劇団では、在日同胞達が日本に生まれ育ちながらも、朝鮮半島の文化である民族楽器、舞踊、民謡を後世へと継承しながら存続されています。

私達在日は、日本では当然外国人扱いされますし、韓国に行っても韓国人として認めてもらえない事が多々あります。

そんな中で、自分達の本当の居場所は一体どこにあるんだろう?と、もがき苦しんだ事も少なくありません。

ですが、在日は日本で一から築きあげてきたものが沢山あるんじゃないか?

そんな考えを、舞台を観ながら感じていると、涙が溢れて止まりませんでした。

特に今回のフィナーレでは、祖国統一への願いに向けての想いに、また涙😭

この「春香伝」のように、どんなに辛い状況でも一途な想いを貫き通せば、いつか朝鮮半島にも統一の虹がかかる日がくるのでしょうか…


金剛山歌劇団は、毎年全国を回って公演されています。

是非色んな方に、近くの劇場に足を運んで観ていただきたいなぁ〜〜と思います!↓

韓国茶講師 IRUMI

韓国と日本の架け橋として、在日韓国人である私が出来ること 韓方茶や韓国の文化を通して、韓国と日本の架け橋となり、韓国の伝統を伝えていく活動を行なっています

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