韓国人にとっては当たり前の事

アンニョンハセヨ〜〜

昨日は息子の高校入学式がありました。




入学式が終わった後、保護者は教室に案内され説明があったのですが。

その時に、前から配られてくるプリントの渡し方について、ふと思う事がありました。

私の前に座っていたママさん。
少し話しましたが、感じの良い方でした。

ところが、プリントの渡し方で一気に幻滅!

何が幻滅かというと…

片手で渡すのです。


これを読んで、
「え、普通じゃない?」と思う日本人の方多いかもしれません。


韓国では、目上の人を敬うという礼儀を徹底している方だと思います。


韓ドラが好きな方なら、ドラマでよく見かける光景だと思いますが、お酒を飲むにしても目上の方が目の前にいる場合、横を向いて口元を隠しながら飲みますよね?
(※画像はお借りしました)


本来であれば、目上の方の前ではお酒を飲んではいけません。

ま、今はそこまで厳しく無いと思いますが。

すすめられた場合は、
横を向いて口元を隠し、
飲んでいる姿を見せないように気を配るのが礼儀です。


食事の席でも、目上の方が先に箸をつけてからでないと、食事は出来ませんでした。

今でも、皆揃ってご飯を食べる時は、うちで言うと시아버님(義父)が箸をつけたら、食べ始めます。

そんな礼儀作法がある韓国では、人に物を渡す時も必ず両手を添えます。

韓国では当たり前の事なのですが、日本は意外とそうでは無いですね。


なので、息子が中学から日本学校に通い始め、1学期の個人懇談会でまず、担任の先生に褒められた事が、

「息子さんは、お家での教育が素晴らしいですね!!」


と、褒められました。
(もしかすると、他に褒めるところが無かっただけかもしれないが。笑)

何が素晴らしいのか聞くと。

プリントを配る時に、必ず両手で受け取るんです!


と。

え、当たり前ではないか?

と、その時は思いました。

先日、これまた息子のサッカーチームの謝恩会での出来事です。

9歳の娘を連れて行きました。

たまたま、娘の座った席のすぐ横にお箸があったので、娘が他のママさんに配る時、両手で配っていました。

それに気付いたママさんが、

「なんて、家庭の教育が出来てるの!!素晴らしい!」


と、絶賛してくれたのです。

その時も、私は

当たり前じゃないか

と、思いました。笑

でも、そう言われてみれば両手で物を渡すって、受け取る方も気分が良いと思うのです。

昔働いていた職場で、社員旅行へ行った時の事。

バスの中で配られたプリントが前の人から渡ってきたのですが、後ろを振り向きもせず、片手でバサッ!と投げるような勢いで渡してきたのです。

流石にこれは、その人が余程礼儀知らずだったとは思いますが、

カチン!ときて、頭を

バコーン!!!と叩きたくなりました!笑

(血の気が多い所は、韓国人の悪い所ですね😅)

私が学生だった頃、先生が配るプリントを方手で受け取る生徒には

「양손으로!!!」

   (両手で!!!)


と、その場で注意されていたものです。

たった!

たった!

両手を添えるだけの事です!


これが、出来てる人と出来ていない人では印象が相当変わります!!!

日本人から凄く褒められる事に
この両手添えがあるので、これは是非とも日本の方もやられた方がいいのでは?と思いました。😊

因みに、私の後ろの席の方は、
物凄く丁寧に両手で受け取ってくださいました。

国籍問わず、
やはり人に対して丁寧な対応というのは
どこでも喜ばれますね!







韓国茶講師 IRUMI

韓国と日本の架け橋として、在日韓国人である私が出来ること 韓方茶や韓国の文化を通して、韓国と日本の架け橋となり、韓国の伝統を伝えていく活動を行なっています

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