マルティニークからの祈り【韓国映画感想】
マルティニークからの祈り
집으로 가는 길
裕福とは言えないけど、それなりに家族で幸せに暮らしていた生活の中、後輩の保証人になってしまい一気に人生が転落。
生活に困り、旦那(コ・ス)が、どう見ても怪しい後輩(?)の危ない仕事を引き受けようとする事から始まり。
金の原石と騙され運び屋をするが、中身は実は麻薬で、フランスに2年も拘束されてしまうーーー
この映画を観て、
まずは絶句。
え、なんで?
バカじゃない?
それが、最初の正直な感想。
旦那に黙って引き受けちゃう嫁もバカ。
どう考えても怪しいだろうに〜〜💦
観ていてイライラしました。
可哀想だけど、同情の余地は無い。
母親が恋しくてたまらない4歳の時に、突然2年も帰って来れなくなってしまうなんて。
残された娘が、可哀想で可哀想で。
ただ、描き方は上手いです。
台詞もとても良い。
そして、何よりチョン・ドヨンの演技が素晴らしい✨
韓国政府の対応にもホントにイライラしました。
せめて韓国政府がすぐに動いてくれてたら、ここまで悲惨な状態にはならなかったはず。
ここでふと思ったのですが、この女性の生命力の凄さ!
やっぱり、家族のもとへと帰りたいという執念だったのかな。
よくあんな状況で生きていたと思います。
そこで又ふと、違う考えが。
これ…
韓国人じゃなく、私のような在日韓国人だったらどうなった?
恐らくですが…日本には帰って来れないでしょうね😨
大韓民国の国民でさえこの扱い。
日本政府と韓国政府の責任のなすり付け合いにより、たらい回しされまくり、結局どっちも動かん…
という悲惨な状況になりそうです😱
そう考えたら怖くて怖くて。
この映画を通して、久しぶりに自分のアイデンティティについて深く考えました。
0コメント